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意外と知られていない? 基礎年金・厚生年金は片方だけ「繰り下げ受給」も可能 (1/2ページ)

 「95歳まで生きるには夫婦で平均2000万円の蓄えが必要」との試算を受けて、自分の年金を具体的にどうすればいいのか。『図解いちばん親切な年金の本 19~20年版』(ナツメ社)などを監修した社会保険労務士の清水典子氏は、実はあまり知られていないトクする秘策を紹介する。

 年金制度では、60~70歳までの期間、原則65歳とされる支給年齢前後に受給の繰り上げや繰り下げができる。

 清水氏は「繰り上げで60歳から受け取ると約30%減額してしまうので、経済的に苦しい人や病気などの事情がない限り、選ばない方がいいと思います。逆に繰り下げは66歳で請求すれば8・4%、70歳で42%増で受け取ることができ、投資よりも確実です。受け取るまでの期間は働き続ける他に企業年金や個人型確定拠出年金(iDeCo)などを切り崩す方法も考えられます」と語る。

 さらに工夫もできる。年金は、サラリーマンの場合、基礎年金(国民年金)と厚生年金の二階建てで支給されるが、「片方だけを繰り下げることができるのは意外と知られていません」と清水氏。「国民年金だけ繰り下げて、厚生年金だけをもらい始めてもいいし、その逆も可能です」と説明する。

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