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【有本香の以読制毒】安倍首相が仕掛けた“3つの変化” 「香港、ウイグルへの懸念」「トランプ氏との信頼」「韓国制裁」 (2/2ページ)

 世界は激変している。日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増すばかりだが、その一方で、「物言う日本」を取り戻すことができているのは喜ばしい変化だ。

 対韓制裁が発効した4日はたまさか、参院選の公示日だ。安倍政権6年半を振り返って、是非を問う選挙となるが、野党がこうもダメだと、非の判定をしようにも代わりがない。

 仮に自民党が多少議席を減らしても、野党の揚げ足取りと、アホらしいパフォーマンスが勢いづくだけ。今年の通常国会を見ても分かるとおり、昨今の国会は惨憺(さんたん)たるものであるにもかかわらず、選択肢もないのだ。

 こうなれば、現政権に期待するしかない。この参院選に負けなければ、安倍首相は今度こそ、憲法改正の大勝負をかけるだろうか。北朝鮮との直接交渉の機会を探り、ロシアとの領土交渉も進めることはできるのか。

 外交交渉を優位に進めるのには、経済と軍事を強くする必要がある。消費増税が待ち受けていることは痛く、憲法改正が緒についていないことも痛い。そんななか筆者は、これらと別方面から日本を良き方向に変化させる奇策を安倍政権に期待している。

 放送法の改正だ。今回の選挙公示前の党首討論を見ても、いまやテレビは日本の政道を誤らせる道具かとおぼしき場面が多々あった。いまや最も分厚い岩盤規制業界に風穴が開けば、日本は飛躍的に良き方向へと向かうのではないか。そんな大変化を起こしてほしいと密かに期待している。

 ■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす』(産経新聞出版)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』(産経新聞出版)など多数。

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