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年金運用2・3兆円の黒字 GPIF

 公的年金の積立金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は5日、2018年度の運用実績が2兆3795億円の黒字だったと発表した。米中貿易摩擦による世界的な株安で昨年10~12月期は大幅な運用損となったが、今年に入って外国株式の相場が持ち直した。黒字は3年連続で運用利回りは1・52%。17年度の10兆810億円と比べ、黒字幅は大幅に縮小した。

 この日発表された今年1~3月期の運用実績は9兆1463億円の黒字だった。

 市場運用を開始した01年度以降、累積収益額は65兆8208億円、運用資産額は159兆2154億円となり、ともに過去最高を更新した。

 高橋則広理事長は記者会見で、株式などの変動が今年も大きくなるとの見通しを示し「数字に謙虚に向き合い、分析して長期の安定した投資をしていきたい」と述べた。