記事詳細

【編集局から】一見平穏そうな絵に背筋が寒くなる思い… 「シリアルキラー展2019」開催中

 東京・銀座8丁目のビル地下2階で、ひっそり開かれている「シリアルキラー展2019」を見てきました。

 平日の夕方にも関わらず、こぢんまりとしたフロアは肩が当たるくらいの人。どの顔も表情は険しく寡黙です。洋の東西の凶悪殺人者が描いた絵から何を読み取るかは、人それぞれでしょう。一見、平穏そうな絵に描かれた人物の瞳の元気の無さなど、背筋が寒くなる思いがしました。

 同展は過去に何度か開かれ、パンフレットには山形県警の科捜研でプロファイリングに携わった東洋大社会心理学科、桐生正幸教授の寄稿が。

 《殺人者の得体の知れぬ闇の淵に立たされ》《けっして前へ踏み出さないというスキルが無ければ、殺しの捜査官は心の均衡を保つことが出来ない》と現場での厳しい心情が綴られていました。

 日本では、1997年の「神戸少年A事件」以降、犯罪情報分析の技術が飛躍的に伸びたそうです。当時、現場を取材しながら海外の類似事件の文献を読み漁った辛い記憶が蘇りました。ヴァニラ画廊で、11日まで。(N)