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風俗街へと変貌を遂げた「金正恩の都」の北の玄関口 (1/3ページ)

 北朝鮮の首都・平壌駅から北に向かう列車に乗って3駅目。間里(カルリ)駅は、新義州(シニジュ)から来た平義(ピョンイ)線と羅先(ラソン)から来た平羅(ピョンラ)線が交わる平壌の北の郊外の交通の要衝で、北の玄関口だ。

 この間里駅周辺が、平壌の風俗街に変貌を遂げたと噂されていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

 その舞台となっているのは「待機宿泊」だ。これは、劣悪な電力事情により頻繁に立ち往生する列車の運行再開を待つ客に、宿と食事を提供する一種の民泊だ。

 (参考記事:北朝鮮で「サウナ不倫」が流行、格差社会が浮き彫りに

 駅前に数十軒、駅から南東に数百メートル離れたところにも数十軒の民家が存在し、その間には数棟のマンションがあるが、北朝鮮の事情に明るい中国の情報筋によると、それらの中に数多くの待機宿泊が存在する。

 宿のオーナーは駅前で客に「待機しませんか」と声をかけて連れて行く。自宅の部屋を仕切った客室に案内し、食事の注文を聞くと同時に「可愛い子がいるので、一緒に酒を飲みませんか」と声をかけるという流れだ。

 料金体系には時間制と一晩制というものがあり、それぞれ10ドル(約1080円)、30ドル(約3250円)だ。受け取ったカネは宿のオーナーと女性が山分けするとのことだが、女性が搾取される事例も少なくないと思われる。

デイリーNKジャパン

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