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【大前研一 大前研一のニュース時評】プーチン大統領に北方領土「四島返還」を納得させる方法 (1/2ページ)

 ロシアのプーチン大統領は先月末、英紙フィナンシャル・タイムズの単独インタビューで、「西欧流の自由主義は時代遅れで廃れた」と語り、米国のトランプ大統領らの保護主義政策を批判した。

 なぜこんなことを言ったのか。自由主義も行きついた先がトランプ大統領の衆愚政治程度ということであれば、別に改めて言う必要はない。だいたい、プーチン氏自身の強権的政治も、ロシアではそろそろすたれつつあるのではないか。何かそれに代わるものがあるのか。それについては何も指摘していない。

 このインタビューで一番びっくりしたのが、盟友中の盟友と思われていたドイツのメルケル氏について、中東などからの難民の受け入れを主導して欧州をグシャグシャにしたとして、「基本的な過ちを犯した」と批判したことだ。KGB時代にドイツ語をネイティブ並みに話す訓練を受け、ロシア語を話すメルケル氏とはお互い肝胆相照らす仲、と言われていたことを考えると超意外である。

 「難民、移民は殺人や略奪、レイプを犯しても、保護される権利があるから捕まらない。そんなことを許していいのか」とまで言った。世界の指導者として本来なら、アフリカや中南米の国を援助するなどして移民難民が生まれないような解決策を語らないといけないんじゃないか。

 さらにプーチン氏は国営テレビのインタビューで、北方領土の施設からロシアの国旗を下ろす考えはあるかと質問され、「そのような計画はない」と断言した。つまり、「北方領土を日本に引き渡す計画はない」ということ。何回も言っていることを改めて強調した。

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