記事詳細

【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】「ワクチン不信」が根強い理由 医療事故や薬害が社会問題に (1/2ページ)

 伝染力が非常に強く致死率も高い感染症として、はるか昔から人々に恐れられていたのが「天然痘」だ。しかし現代ではその恐怖におびえることはないだろう。なぜかというと、「種痘(しゅとう)」というワクチンが開発され、世界中に普及したおかげだ。

 これは今から200年以上前、天然痘とよく似た「牛痘」という病気にかかった牛から膿を取り出して開発されたワクチン。その後、時代とともに改良が重ねられ、ついにWHO(世界保健機関)から天然痘の根絶宣言が出るまでになったんだ。

 江戸時代後期の医師、緒方洪庵先生も天然痘と戦うためにこのワクチンを使用している。でも、「牛の膿を体に入れるなんてできない!」といった声や、「牛になってしまう!」という迷信も出て、効果を信じない人が数多くいた。

 なぜこんな話を始めたかというと、ワクチンに対する不信・反対論は現在も根強くあると感じるからだ。

 代表的なのが子宮けいがんワクチン。子宮けいがんの予防策として国際機関などから推奨されているワクチンなんだけど、接種した後に健康を害したというケースも出ているため、日本ではなかなか普及が進んでいない。

 こうしたワクチン不信が解消されない背景として、医療事故や薬害が大きな社会問題となってきたということがあるだろう。

関連ニュース