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荒川女子大生殺害、冷蔵庫に遺体の「心理」とは? 専門家「親としての配慮の可能性」 (1/2ページ)

 東京都荒川区の和菓子店「木津屋」の業務用冷蔵庫から、近所に住む大学1年、木津いぶきさん(18)の遺体が見つかった事件。父親の英喜さん(43)がいぶきさんの首を絞めて殺害した後、自殺したとの見方が強まっている。英喜さんについては、和菓子店経営のほかにも働いていたとの情報や、最近は暗い様子だったとする家族の証言もある。遺体を冷蔵庫に入れた「心理」を専門家が読み解いた。

 9日付の読売新聞は、店内から遺書のような書き置きが見つかったと報じた。父親が残したとみられ、警視庁尾久署は無理心中を図ったとみているとした。

 英喜さんが経営する和菓子店は近所の評判が良かったが、周辺の話などによると、英喜さんは店の経営以外にもピザ店の配達員として働いていたといい、金銭的な事情を抱えていた様子もうかがえる。英喜さんについて家族が「最近暗い様子だった」と尾久署に説明していることも分かった。

 いぶきさんは6日朝、「アルバイトに行く」と家を出たが、午後1時半からのアルバイトには出勤しなかった。この時間帯に英喜さんとトラブルになった可能性がある。

 いぶきさんの死因は首の圧迫による窒息とみられる。東京未来大の出口保行教授(犯罪心理学)は、「もともと殺人を計画していた場合は、事前に何らかの凶器を準備するものだが、いぶきさんは首を絞められたとみられ、凶器もみつかっていない。英喜さんが関与しているとすれば、何かの拍子に激情して殺害したのではないか」とみる。

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