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【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】野犬問題で思い出す“最良の友” (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル 親愛なる日本の皆様!

 それは、去年の夏の日の出来事でした。

 母親が12歳になる娘を連れて診察に来ました。その可愛い少女が私に近づいて挨拶をしてくれた時、彼女の右顔に大きな傷がある事に気付きました。

 母親の説明によると、少女が5歳の頃、母親と一緒に家を出て通りへ向かおうとした瞬間、放し飼いになっていた隣人の犬が、突然少女に襲いかかったそうです。

 幸い、何人かの通行人がすぐに少女を助けてくれたのですが、既にその時、少女の体や顔は、後に大きな傷跡が残るほど噛みつかれていました。

 少女の母親は“女性は外見の良さが個性を高める為に重要である”と考えるロシアでの娘の将来をとても心配していました。

 ロシアでは、このような危険な飼い犬の問題以外にも、国中の至る所にいる野犬の問題があります。

 社会主義ソ連の時代は当局がそれらの動物を駆除していましたが、90年代からは現在まで、去勢されないことや動物シェルター不足も相まって、野犬は爆発的に増えていきました。

 昨年、当局はW杯前の開催都市に限って野犬狩りを行い、大量の野犬を殺処分しましたが、いまだ、ロシア全土に200万匹を超える野犬がいると言われています。

 そして、私の街エカテリンブルグでも、今も時々野犬を見かけます。

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