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【高橋洋一 日本の解き方】日本のパスポートが「世界最強」のワケ 友好国の多さを証明 (1/2ページ)

 ビザなしなどで容易に渡航できる国・地域の数を比べた旅券(パスポート)ランキングで、日本は1位だったと発表された。日本のパスポートの力や利便性はどのようなところで発揮されるのか。そして、パスポートの力が維持されてきた背景はなにか。

 世界的なコンサルタント会社であるヘンリー・アンド・パートナーズの調査によると、日本のパスポートはシンガポールと並び、189カ国・地域でビザなし渡航できる。

 まず基本的知識を確認しておこう。パスポートは、各国政府が発行し、国外に渡航する人に国籍や身分を証明するものだ。一方、ビザとは、渡航先の国が自国民以外の人に入国を許可するために発行し、いわゆる入国許可証となるものだ。

 つまり、パスポートとビザは発行元、発行目的も異なる。ただ、ビザは、パスポートのビザ欄に押印・貼付されるケースが多い。また、渡航目的により就労あり、またはなしなど多様なビザが発行されている。

 国によっては、観光目的かつ短期間の滞在なら、ビザの発行を受けずに入国できる。冒頭のビザなし渡航できる国の数とはそのタイプだ。

 この数が多いか少ないかは、国の経済水準や治安、対外政策、国内体制の差が大きく関係している。ざっくりいうと、先進国のパスポートは多くの国へビザなしで渡航できるが、途上国ではそうでない。

 G7では、日本が前述のように189カ国・地域だが、ドイツが187、イタリアが186、フランスが185、英国が183、米国が183、カナダが183といずれも高水準だ。

 一方、最下位はアフガニスタンで25。その次には、イラクの27、シリアの29となっている。

 アジアでは、韓国が187、香港が168、台湾が146と多く、中国が70、北朝鮮が39となっている。

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