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【高橋洋一 日本の解き方】日本のパスポートが「世界最強」のワケ 友好国の多さを証明 (2/2ページ)

 ビザは、友好国の間では相互に免除することが多い。逆に敵対国にはビザを出さない。政治上、宗教上の理由から出さないこともしばしばある。

 日本のようにパスポートを持っているだけで、多くの国からビザを免除されるというのは、日本を友好国扱いする国の多い証しであるし、政治上、宗教上拒否されないからだともいえる。

 ビザの審査や発行は、入国前に原則、大使館・領事館など在外公館で行う必要がある。その手続きは煩雑で、そうした面倒なことをしないで済む日本のパスポート保有者は恵まれており、世界最強といわれる。

 冒頭の調査は、2006年から行われており、その推移をみると興味深い。調査対象は200カ国程度であるが、日本は常にトップ6にいる。香港は06年に13位だったが、直近では19位と順位を下げている。これは、香港の一国二制度が形骸化していることと無関係ではない。中国は70~90位の間である。中国がいくら対外的に開放姿勢を見せながらも、中国人へのビザは開放されていない。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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