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人体を跡形もなく消し去り…金正恩氏の「公開処刑」ノウハウ (1/2ページ)

 咸鏡南道(ハムギョンナムド)の情報筋は4月はじめ、韓国デイリーNKとの電話取材で、「2月はじめ、咸興(ハムン)市の沙浦(サポ)区域にあるヨンデ橋の下の空き地で、薬物密売人らの公開裁判があった。この裁判で、首謀者とされた41歳の男が死刑を宣告され、ただちに銃殺された」と伝えた。

 2015年頃までは頻繁に情報の入ってきた公開処刑だが、北朝鮮は国際社会の目を気にしてか、ここしばらく控えていたもようだ。このような形で銃殺刑が執行されたとの情報が入ってくるのは、久しぶりのことだ。

 (参考記事:「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態

 公開処刑は金正日総書記の時代、治安維持を目的に頻繁に行われた。10万人単位の餓死者が出たとされる1990年代の大飢饉「苦難の行軍」に際し、当局は国民に対する統制が利かなくなるのを恐れたのだ。

 (参考記事:美女2人は「ある物」を盗み銃殺された…北朝鮮が公開処刑を再開

 そして金正恩氏の時代になると、北朝鮮の公開処刑はいっそう独特なものになった。韓国に亡命した元駐英北朝鮮公使の太永浩(テ・ヨンホ)氏は近著『3階書記室の暗号 太永浩の証言』(原題)で、次のように証言している。

デイリーNKジャパン

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