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人体を跡形もなく消し去り…金正恩氏の「公開処刑」ノウハウ (2/2ページ)

 「金正恩は大規模な建設事業や国家的な記念事業を行う際に、必ず1人か2人を処刑する。それも事業の開始段階で殺すものだから、皆、縮み上がってしまう」

 太永浩氏によれば、金正恩氏がこのようなやり方を始めたのは2012年末、錦繍山太陽宮殿を大規模改修したときからだったという。宮殿前の広場に花壇の造成が各機関に割り当てられたが、工期を守るのが難しくなった機関の手抜き工事が発覚し、幹部1人が金正恩氏の命令により銃殺されたという。

 金正恩氏による処刑にはもうひとつ、大口径の高射銃を使い、人間をミンチにして殺すという特徴もある。その場面が、衛星写真で確認された例もある。

 (参考記事:「家族もろとも銃殺」「機関銃で粉々に」…残忍さを増す北朝鮮の粛清現場を衛星画像が確認

 高射銃を使ったのは、金正恩氏が初めてだ。従来の銃殺はカラシニコフAK47自動小銃で行われていたのだが、それでも人体はズタズタになる。高射銃を使って人体を跡形もなく消し去れるという「独創性」は、金正恩氏の残忍な人間性の本質を物語って余りある。

 (参考記事:女性芸能人たちを「失禁」させた金正恩氏の残酷ショー

 北朝鮮当局が最近になって公開処刑を再開したのは、国際社会による制裁下で経済難が深刻化し、犯罪が増え、治安が乱れてきたためだとされる。

 北朝鮮当局は表向き、制裁による経済難を国民の「団結」で乗り切ると宣伝している。しかしその「団結」は昔と同じく、恐怖政治によってタガをはめられたものなのだ。

デイリーNKジャパン

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