記事詳細

金正恩氏の「タダ働き強制」にNOを主張し始めた北朝鮮の人々 (1/3ページ)

 お上の指示一つで近所のドブさらいから高層マンションの建築に到るまで、ありとあらゆる仕事を押し付けられる北朝鮮国民。そんな理不尽なタダ働きにNOを突きつける人が増えている。

 中でも、国家的なプロジェクトの両江道(リャンガンド)三池淵(サムジヨン)郡の開発工事は、労働環境が悪い、事故が多発しているなどと悪評が立っていて、動員を嫌がる人が多いようだ。タダ働き部隊である「突撃隊」に動員された人は、「代打労力」と呼ばれる人を雇って代わりに送り込む。これなら文句は言われない。強制ボランティア労働が、民間人によって賃金労働に化けている形だ。

 (参考記事:やっぱり事故が起きていた金正恩氏「恐怖写真」の現場

 三池淵と比べて遥かに楽な作業でも、住民がサボタージュする事例が起きていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

 金正淑(キムジョンスク)郡の情報筋によると、23日に郡の中心部では郡の朝鮮労働党委員会の指示で、鉄道周辺の環境を整備する労力動員事業が行われることになった。人民班(町内会)を通じ、各世帯に指定された時間までに集まるよう指示が下された。

 ところが、時間までに現場にやってきたのはわずか数人。ほとんどの人が現れなかったため、この日の作業は中止となった。

デイリーNKジャパン

関連ニュース