【参院選2019】大どんでん返しあり得る? 勝敗左右する「1人区」で大接戦! 選挙プランナーが予測する参院選「終盤情勢」は (2/3ページ) 参院選2019
だが、安倍首相は手綱を緩めない。12年前の参院選で惨敗した苦い記憶を糧に、激戦の「1人区」や、接戦となっている北海道、千葉、東京、広島などに、閣僚や党幹部らを怒濤(どとう)のごとく投入する。
注目の現状はどうなのか。選挙分析のプロ、松田氏による「終盤での政党別獲得議席予測」は別表の通り。
自民党は「選挙区41、比例19」の計60議席で、1週間前の中盤情勢(10日発行)よりも、選挙区で1議席増やした。
松田氏は「対韓輸出管理強化には、自民党支持層の関心が高く、結果を押し上げたようだ。ハンセン病家族訴訟をめぐり、朝日新聞が『控訴断念へ』と歴史的大誤報を飛ばしたことも、ネット上の自民党支持層を勢いづかせた面がある」と指摘した。
山口那津男代表が率いる公明党は「選挙区7、比例7」の計14議席。与党での改選獲得数は「74議席」となり、改選過半数(63議席)を上回る。