記事詳細

【日本の元気 山根一眞】「はやぶさ2」再着地! 「針先にラクダを通した」JAXA宇宙科学研究所 (1/2ページ)

 2019年7月11日、小惑星探査機「はやぶさ2」が、6年間にわたるこのミッション最大の日を迎えた。「はやぶさ2」の管制室があるJAXA宇宙科学研究所(宇宙研、相模原市)に開設された臨時のプレスセンターには、午前10時過ぎ、朗報がもたらされた。

 先に、「はやぶさ2」は小惑星「リュウグウ」の表面に銅塊を衝突させ、人工クレーターを生成。太陽風(高温のプラズマ粒子)などの風化を受けていない地下部分をむき出しにすることに成功していた(4月5日)。

 7月11日、その爆破で周囲に吹き飛んだ地下物質を得る挑戦が行われたのだ。「はやぶさ2」は、炭素質の「リュウグウ」から炭素化合物を持ち帰り、地球生命の起源を解き明かすことが大きな目的だけに、期待は大きかった。

 午前10時6分、「はやぶさ2」は送信したプログラムにしたがい自動運転で人工クレーターのすぐそばに静かに降下、円筒状のサンプラーホーンを予定ポイントに接触、約5グラムのタンタル製の金属弾丸(プロジェクタイル)を発射した。「リュウグウ」は幅約1キロメートルと小さい惑星であるため引力が非常に小さいので、衝撃で砂粒が舞い上がり「はやぶさ2」がしっかりと捕獲したことが確実となった。

関連ニュース