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古市憲寿氏、芥川賞「まただめだった!!!」ワケ 推す選考委員も「なかなか援護がなかった…」 (2/2ページ)

 これに対し、別の委員からは「いろんな素材を集めてきて、それをパッチワークのようにパカっとはめ込めばこれで小説になるんだろ、というような手つきが見え隠れする」「主人公が持っている凡庸な価値観にどうしても寄り添えない」「主人公に劇的な変化が彼に起こった過程が読みきれなかった」など厳しい評が相次ぎ、「なかなか援護がなかったという感じでした」と小川氏は振り返った。

 古市氏は「候補となることで、読んでみようかと手に取ってくれたらうれしいし、本は書いただけでは完結しない。それがどう読まれたかとか、どう受容されたかに興味がある。そういう機会が増えるのはすごくうれしい」と前向きだ。

 今後の執筆についても「社会評論も書いていきますが、小説の方がいいと思うテーマもあるので、書いていきたい」と意気込みを示す。

 三度目の正直はあるか。

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