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【平沢勝栄 俺がやらねば】与党は「度量」を、野党は「良識」を… 前に進まない憲法審査会、国民が納得できる運営を (2/2ページ)

 しかし、今や状況は大きく変わった。

 私は今回の選挙で憲法改正の必要性も訴えているが、反応はすこぶる良い。国会では一部の野党会派が、相変わらず「改正絶対反対」を唱えている。しかし、その彼らも現行憲法の全てに賛成しているわけではない。

 私は改正絶対反対を主張するある議員に「象徴天皇制はどうするのか?」と聞いたことがある。答えは「天皇制は民営化すべし」だった。

 どういう意味かは不明だったが、いずれにしろ、本当に「民営化」を考えているのなら、憲法改正を主張すべきではないか。

 国会の憲法審査会は、各党が党の改憲案を持ち寄り、意見を闘わせる場である。その運営について与党は「度量」を、野党は「良識」を示すことが期待されている。

 その審査会の発足時に、少数会派も質問時間などで他の会派と同じく扱われることに決まった。それを受け、今日まで少数会派や反対派の意見も最大限に尊重されてきた。

 そのこと自体は歓迎すべきことだが、同時に審査会の審議が前に進まなくなってしまったことも、事実である。

 審査会の運営については今後、国民の納得のいく形に見直すべく、各会派間で検討する必要があろう。

 いずれにしろ、憲法改正の最終判断は国民が行う。多くの国民は早く判断に参加したいと強く待ち望んでいるのではないだろうか。(平沢勝栄・自民党衆院議員)

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