記事詳細

京アニ放火、青葉真司容疑者の“狂気性” ハンマー・刃物などの凶器持ち込み「大量殺人」計画か 過去に騒音トラブル、破壊衝動も

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」の放火事件で、青葉真司容疑者(41)が現場に長さ約1メートルのハンマーや刃物など大量の凶器を持ち込んでいたことが22日、分かった。京都府警はハンマーや複数の刃物を使って大量殺傷を計画したとみて殺人などの容疑で逮捕状を取ったが、青葉容疑者は自宅周辺で騒音トラブルを起こしており、識者はその攻撃性を指摘している。ハンマーは木製の柄が付いたタイプ。4~5本発見された包丁はいずれも一般的なもので、血液の付着はなかった。

 いずれも青葉容疑者が大量殺戮を狙って入念に計画していたことをうかがわせる。一方、青葉容疑者が住んでいたさいたま市見沼区のアパート隣人は2年ほど前から騒音に悩まされていた。

 「奇妙な騒音は主に2パターンで、平日夜は壁が振動するほどの重低音。休日の昼間にはオーケストラのような壮大な約3分間の曲が大音量で流れ、何度もループしながら1時間以上流れ続けた。ゲームでもしてるのかと思ったが、たまらなくうるさいので4、5回は警察に相談した」

 10~12年ごろに入居していた茨城県常総市の雇用促進住宅では「毎日午前0時4分に必ず目覚ましを掛けたり、壁を鈍器でたたいたりして、ほかの住人から苦情が出ていた」と管理人の男性。

 青葉容疑者は12年6月に茨城県坂東市で現金約2万円を奪うコンビニ強盗で逮捕され、懲役3年6月の実刑判決を受けた。逮捕後、室内にはハンマーが残され、壁のあちこちがたたかれたように壊れ、窓が割られ、ノートパソコンが粉々に破壊されていた。

 犯罪心理に詳しい新潟青陵大学の碓井真史教授は「青葉容疑者は日常的に何かから攻撃を受けているような被害妄想にとらわれていたとみられる。騒音は青葉容疑者なりの反撃だったのではないか」と指摘した。

関連ニュース