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【突破する日本】参院選、自公で「改選過半数」確保 安倍首相は推進力・突破力を得た…憲法改正は待ったなし (1/2ページ)

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 21日投開票の参院選で、自民党は、公明党とともに改選議席の過半数の63を上回る議席数を得た。安倍晋三首相は勝敗ラインを「政策を遂行するのに必要な、非改選議席も含めた過半数」としていたから勝利というべきだろう。

 安倍首相の設定について、「責任を追及されない予防線を張っている」との批判もあった。確かに、控えめな数字ではある。だが、首相の勝敗ライン設定は、自らの正直な気持ちを表したものと理解すべきだろう。

 参院選は政権選択選挙ではない。しかし、参院で与党が過半数を得られないとどうなるか。

 12年前の参院選は、まさに第一次安倍政権だった。そこで自民党は惨敗し、自公与党は参院での過半数を失った。その結果、生じたのが「ねじれ国会」だった。政府提案の法案が衆院では可決しても、参院で否決される状況がつくり出されたのだ。政府がいくら政策を進めようと思っても参院が反対する。思うような政策が展開できない。

 政権はレームダックにならざるを得ない。安倍首相自身も間もなく病気で退陣し、その後、政権は1年ごとに代わった。政権交代した民主党政権の下でも、政権担当能力がないことに加えて、9年前の参院選で過半数を得られなかったことから、わが国の政治は混迷の度を極めた。

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