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安倍首相、悲願の改憲に向け野党へ呼びかけ 「自民案にとらわれず議論」

 安倍晋三首相(自民党総裁)は、参院選での与党勝利を受け、悲願である憲法改正論議を前進させる考えを示した。憲法9条に自衛隊の根拠規定を明記する、という自民党の改憲案にとらわれず、野党に具体案づくりへの協議入りを呼びかけた。

 「与野党の枠を超えて(国会の改憲発議に必要な)3分の2の賛同が得られる改正案を練り上げていきたい」

 安倍首相は22日、党本部での記者会見でこう語った。秋の臨時国会以後、足踏み状態にある衆参両院の憲法審査会での議論を促すという。

 そのうえで、「少なくとも(憲法改正について)議論すべきだ、というのが参院選での国民の審判だ。野党にはこの民意を正面から受け止めていただきたい。自民党案だけにとらわれることなく、柔軟な議論を行っていきたい」と強い口調で語った。

 ただ、現状の参院では改憲勢力は「3分の2」(164議席)に4議席届かない。そこで、自民党は、参院で21人の新勢力となる国民民主党を取り込もうと、水面下で動き出した。

 自民党の改憲条文案では「自衛隊の明記」のほか、「緊急事態対応」「参院での合区解消」「教育の充実」を盛り込んでいる。

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