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参院選“ポスト安倍”明暗分かれる 菅氏、広島「代理戦争」制し勢い 岸田氏は派閥議員が落選続きで窮地に (1/2ページ)

 参院選では、安倍晋三首相の後継を狙う「ポスト安倍」候補の間で、明暗が分かれた。本命視されていた自民党の岸田文雄政調会長が派閥議員の相次ぐ落選で窮地に立たされた一方、「令和おじさん」こと、菅義偉官房長官は全国を応援行脚して勢いを付けた。河野太郎外相は、韓国の暴挙に厳しい姿勢を示して注目され、石破茂元幹事長の存在感は薄くなっている。

 「自民党は全体では、大変ありがたい数字をいただいた。私は今後も『次の時代を担える存在』になりたいと絶えず思っており、努力したい」

 岸田氏は21日深夜、文化放送の番組でこう語った。

 だが、党内には、岸田氏が「選挙の顔」になることを不安視する声が出始めた。大接戦となった、秋田、山形、滋賀の「重点1人区」で、岸田派(宏池会)所属の候補者が敗れたうえ、岸田氏のおひざ元、広島選挙区(改選定数2)でも、派閥最高顧問の溝手顕正氏が議席を失う大波乱が起きたのだ。

 対照的に、官邸主導で広島2議席独占を目指して擁立し、菅氏が積極支援した新人の河井案里氏は勝ち上がった。この選挙戦は、菅氏と岸田氏の「代理戦争」と呼ばれた。

 安倍首相は14日の広島遊説で「令和の時代は、ここにいる岸田さんだ!」と持ち上げたが、参院選の結果に、関係者は意気消沈している。

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