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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】韓国への輸出管理強化を“印象誘導”か 一部メディアの報道に疑問 (1/2ページ)

 参院選が終わりましたが、盛り上がりを欠いた印象です。報道のあり方に関する問題提起は先週の拙稿でしましたが、「他のニュースに引っ張られた」という面も否定はできません。その1つが、韓国との関係ではないでしょうか?

 韓国側が戦時中の募集工(=いわゆる元徴用工)への賠償を要求した問題や、日本政府が韓国向けの半導体素材の輸出管理を強化した件が押し寄せました。別々の問題を一緒くたに論じたり、いつの間にか政権批判に転じたり、韓国の対応に憤ったり、さまざまに報じられました。

 韓国側は、募集工の賠償問題の報復として半導体素材などの“禁輸”に踏み切ったと、日本政府を批判しました。日本のメディアも同様の論旨を展開し、「政治利用の代償重く」「報復の応酬回避を」(毎日新聞、18日)と、むしろ日本側に非があるような書きぶりのものがあります。

 それらの報道を見ると、すでに“禁輸”が発動されたように見えますが、「フッ化ポリイミド」と「レジスト」「エッチングガス(高純度フッ化水素)」について4日から、個別に輸出審査を行っているだけです。

 韓国を、貿易上の優遇措置が適用される「ホワイト国」から除外するかどうかを問う、経産省のパブリックコメントも、現在集めている段階です(24日まで)。

 使う言葉にも、ある種の意図を感じます。

 今回の運用の見直しは、自由に輸出していたものを突如規制し始めたのではなく、前々からリスト規制の対象だったものの許可方法を見直す作業です。一概に「輸出規制」の強化とはいえず、「輸出管理の運用見直し」が適切な表現です。

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