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冷戦時代にソ連が作成した恐るべき“諜報地図” 日本版には「上野」「新宿」も (1/2ページ)

 世界が資本主義陣営と社会主義圏に二分されていた冷戦時代、ソ連は秘密裏に資本主義国家の精密な地図を作製し、有事に備えていた。ソ連の冷徹さを裏付ける著書が、世界各国で話題となっている『レッド・アトラス 恐るべきソ連の世界地図』(日経ナショナル ジオグラフィック社)だ。地図をもとに、全体主義国家の真実に迫っている-。

 「これだけ壮大な地図作製プロジェクトは、ほとんどの人が認識していなかった。世界を網羅するようなプロジェクトは、軍用はもちろん、環境管理でも利用され、現地では得られない情報まで記載されていた」

 緊急来日した著者のアレクサンダー・J・ケント氏は、夕刊フジの取材にこう語った。

 長年存在が秘密とされてきた地図は、多くがソ連軍参謀本部軍事測量局が関与したとされる。類を見ない緻密さで、米国や英国などの約2200の市街地が描かれている。地図は国家にとって重要機密である。冷戦中に、どのように情報を入手し、作製されたかは不明だ。100万枚を超えると推測されている。

 ソ連の空恐ろしさを感じるが、冷戦後に国名が変わっても、諜報活動は脈々と続いている。2018年7月には、ロシア人女性が米司法省に工作員として活動していた疑いで逮捕され、9月には暗殺未遂事件でロシア人2人の逮捕状を取ったと英警察当局が発表している。

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