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【突破する日本】朝日新聞が憲法改正に“横やり” 中国の国営通信社も同じく「安倍の改憲…容易でない」 (1/2ページ)

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 朝日新聞が憲法改正への動きに横やりを入れてきた。24日付朝刊1面には、「安倍首相に一番望む政策 社会保障38% 改憲3% 本社世論調査」の見出しが躍る。国民は憲法改正を望んでいないと言いたいのだろう。

 中国の古い言葉に「鼓腹撃壌(こふくげきじょう)」がある。満腹で腹つづみを打ち、足で地面をたたいて拍子をとれるような豊かで平和な世の中を示したものだ。国民は、自分がいくら年金をもらえるか、給料が上がるか、景気動向はどうかといったことへの関心は強いが、国家の存立についての関心は薄い。

 憲法改正がまさにそうだが、世論調査はそれを語っているに過ぎない。が、国民が重視していないことが取り組まないでいい理由にはならない。憲法改正、特に憲法に自衛隊を明記することは安全保障の問題だからだ。

 現行憲法は先の大戦後の占領下に制定された。懲罰的な意味もあって「戦力」の保持を禁じた。9条2項だ。その後、朝鮮戦争が起き、占領政策は「再軍備」に転じた。こうして誕生したのが自衛隊だ。

 自衛隊は、自衛隊法と防衛省設置法の2法を法的根拠とする。法律は国会の過半数で廃止できる。綱領に「自衛隊の解消」を掲げる共産党はそれを企図しているのだろう。現在の自衛隊はその程度の存在でしかない。

 これに対し、自衛隊が憲法に明記されれば憲法を法的根拠とする強固な防衛組織となる。国民投票で承認することは国民が自衛隊をわが国の正統な防衛組織と認知していることを内外に示すことでもある。そのこと自体が抑止力を高める。

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