記事詳細

【高橋洋一 日本の解き方】憲法改正論議の行方…国民民主党が“カギ”握る状況に!? 衆院選と国民投票のダブルも (1/2ページ)

 参院選では「改憲勢力が3分の2を下回った」と報じられたが、今後、安倍晋三政権下での憲法改正はどのような形で進むと考えられるか。

 選挙後の争点は国民投票法改正となる。先の国会で提出されていたが、野党が審議に応じなかったため成立せず、再挑戦になる。与党は臨時国会で成立させたいところで、参院選の結果は、それを後押しするとみられる。国民投票法改正は前国会の積み残しなので、与党として国会で成立させたいだろう。これが憲法改正への第一歩だ。

 次に憲法改正スケジュールがくる。安倍首相の描く理想像は、2020年1月から6月までの通常国会で憲法改正発議をすることだ。ここで衆参両院で3分の2が必要になってくる。

 筆者は、公明党は真の改憲勢力ではないと思っている。実際、各種調査で公明党議員の多くは憲法改正に反対なので、自民党が議席を減らし、公明が増加という今回の選挙結果は微妙だといえる。

 日本維新の会の躍進もあるが、国会内の憲法改正への駆け引きが活発化するだろう。公明党は必ずしも改憲勢力といえない以上、衆参両院での3分の2のハードルは高い。

 自民党は、国民民主党への水面下の働き掛け、引き抜きを仕掛けてくるだろう。ここで同党がカギを握ってくる。

関連ニュース