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【編集局から】震源から離れた場所で大きな揺れ… 奥が深い震源と揺れの関係

 28日午前3時31分ごろに発生した地震は、東京23区でも震度3で、寝ていた記者も目を覚ますほど、長い横揺れを感じました。

 すぐにテレビをつけると、地図の震度表示は、宮城県から茨城県などにかけて東日本の太平洋側に多かったのですが、震源は「三重県東南沖」との表示。「『三陸沖』の見間違い?」と目をこすったほどでした。震源が深いため、震源より離れた地域で揺れが大きくなる特徴的な地震でした。

 夕刊フジで「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」(毎週木曜)を連載する島村英紀氏によると「震源が深いと、揺れも長い」という特徴もあるようです。

 今から4年前。2015年5月30日午後8時23分ごろに小笠原諸島西方沖を震源として発生した地震も、震源の深さが682キロ、マグニチュード(M)8.1という規模の深発地震でした。気象庁の地震情報データベースなどによると、小笠原村母島と神奈川県二宮町で震度5強、埼玉県の鴻巣市や春日部市などで震度5弱を観測。東京23区でも震度3~4の揺れでした。そして何よりも、47都道府県全てで、震度1以上を観測しています。

 震源と揺れの関係は、奥が深いと改めて実感しました。(海野慎介)