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10年ぶり米利下げも… トランプ氏は不満たらたら「いつものようにわれわれをがっかりさせた」

 米国連邦準備制度理事会(FRB)は7月31日、10年7カ月ぶりに政策金利の引き下げを決めた。ただ、下げ幅は0・25%とトランプ大統領が求めていた大幅利下げでなく、追加利下げにも慎重と受け止められたことから米国株は急落、ドル高も進み、トランプ氏は不満たらたらだった。

 リーマン・ショック後の2008年12月以来となる米国の利下げだが、ダウ工業株30種平均は前日比333・75ドル安の2万6864・27ドルと大幅下落した。

 FRBのパウエル議長が記者会見で、今回の利下げを「調整」と表現。市場は利下げ継続に慎重だと受け止めた。

 これにおかんむりなのがトランプ氏。ツイッターで「パウエル氏はいつものようにわれわれをがっかりさせた」「市場が聞きたかったのは、中国や欧州連合(EU)のような長くて攻撃的な利下げサイクルの始まりという言葉だ」と指摘した。

 日本にとっては円高にならなかったことは望ましいが、中国人民銀行が金融緩和措置を実施し、欧州中央銀行(ECB)は9月にも利下げする構えを示すなど主要各国は緩和シフトで足並みをそろえている。日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁は緩和強化に前向きな姿勢を示したが、求められているのは口先介入ではなく実際の行動だ。

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