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【親も知らない今どき入試】「卒業生1000人~3000人の大学別実就職率」ランク トップは3年連続で「金沢工業大」 (1/2ページ)

 今週は中規模大学(卒業生1000人以上3000人未満)の大学別実就職率ランクを紹介したい。実就職率は就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100で算出した。

 トップは3年連続で金沢工業大で、98・1%だった。実就職率は昨年より0・6ポイント上昇している。面倒見の良い大学として知られ、入学後、学生を伸ばすのには定評がある。学生のモノ作りの環境を整え、実践的な力を発揮できるように工夫している。それが実就職率の高さにつながっているのだろう。2位は愛知工業大、3位が大阪工業大で、トップ3はいずれも工業系の大学となった。

 他にも8位に芝浦工業大、10位に名古屋工業大が入っている。高校の進路指導教諭は「工業大といっても、今や工学部だけの大学は少なく、さまざまな学部を併設しており、なかには文系学部を設置している大学も少なくありませんから、工業系大学は工学部と決めつけないで、中身を見ると大学選びが広がります」という。例えば大阪工業大には法学系の知的財産学部があり、実就職率も高い。

 4位は昭和女子大。昨年より0・6ポイント実就職率が上がり、9年連続女子大トップとなった。徹底して最後まで就職の面倒見ることで、実就職率が上がっている。就職に詳しい専門家は「メガバンクをはじめ銀行への就職に強いのが女子大の特徴でしたが、AIの活用で銀行が採用人数を減らし、学生も志望先の業種を変えました。結果的に女子学生の金融離れが進みましたが、相変わらずの売り手市場で、就職状況に大きな変化は起きませんでした」という。昭和女子大でも昨年トップだったみずほFGの就職者は34人から、今年は7人に激減している。就職者数トップはトランスコスモス21人だった。

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