記事詳細

韓国反日映画 史実とかけ離れていてもスカッとできればいい (2/2ページ)

 なお、予告編は現時点で未公開だが、映画『浮島丸』のポスターは扇動的だ。

 「メインのビジュアルに安倍晋三首相の顔写真を用い、〈独島(註・竹島の韓国名)は日本領だ/慰安婦は補償した/強制徴用はなかった/生体実験は証拠がない/浮島丸は事故だった/殺人者、日本/真実を隠している〉と安倍首相に対する憎悪を掻き立てる文言が並んでいます。

 現在の韓国社会は、“悪の権化である安倍”を叩けばいかなる反日も正当化される風潮がある。このポスターのデザインも、その流れに乗ろうとしているだけに見える」(同前)

 ここまで史実を軽視した反日作品を並べられると、言いようのない悲しみに胸を衝かれる。産経新聞ソウル駐在客員論説委員の黒田勝弘氏も、韓国社会の宿痾を嘆息する。

 「韓国の映画業界にとって、8月15日の光復節(韓国における独立記念日)前後は反日機運が最も高まるかき入れ時です。今年は『三・一独立運動』の100周年でもあるので、反日映画の公開が相次いでいるのでしょう。

 日本の支配下で朝鮮民族がいかに抵抗したか、どう勝ったかを見たい--そんな韓国人にとって、事実関係はどうでもいいこと。史実とかけ離れていても構わないから、愛国主義が描かれていてスカッとできればそれでいいのでしょう。ただ、それを事実と信じてしまう若者もいるだろうから、いかがなものかと思いますが」

 真実を知らされていない個人が、映画に描かれたフィクションを事実と混同することを止めるには限界があるだろう。反日を煽る文在寅政権のもとで、この隣国と分かり合える日は、遠く彼方にある。

 ※週刊ポスト2019年8月9日号

NEWSポストセブン

関連ニュース