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大阪で死亡事故…「着ぐるみ」たちの熱中症対策は? くまモンは時間制限、ひこにゃんは途中退場 イベント会社も警戒 (1/2ページ)

 大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で、着ぐるみ姿の男性が熱中症で死亡する事故があった。夏休みシーズンは「ゆるキャラ」が登場するイベントや、ヒーローショーが各地で開かれる。炎天下でステージに立つ彼らは、どのような熱中症対策をしているのか。舞台裏をのぞいた。

 熊本発で、ゆるキャラ界の不動の人気を誇る「くまモン」。同県知事公室くまモングループの担当者によると、「1回のステージは30分以内、終了後には小まめに水分を取るなど、一般の人と変わらない対策を行っている」と話す。

 滋賀県彦根市で生まれた元祖ゆるキャラの「ひこにゃん」はどうか。「水分や塩分補給に加え、真夏の場合は、通常30分のパフォーマンスの途中で水分休憩のためステージをいったん退場する」(同市市長直轄組織シティプロモーション推進課)という。

 ひらかたパークの熱中症事故では、着ぐるみ姿でダンス練習をしていた20代男性が倒れたのは午後8時ごろで、市内の気温は28・7度だった。

 真夏の炎天下でなくとも「熱中症対策は怠ることはできない」と警戒心を強く抱くのは、全国各地でヒーローショーやキャラクターショーを開催する都内のイベント会社だ。

 「昔は『我慢しろ』みたいなところはありましたけど、水分や塩分を頻繁に摂取するのは当然で、スタッフには常に声をかけるようにしています。脇や首元に氷を忍ばせるスタッフもいます。控室では必ずクーラーを付けて、クーラーのない場合には、車のエンジンをかけて車内で涼んでもらうこともしています」

 猛暑日になるような気温の場合、主催側と相談の上、開催時間を短縮したり、握手会に変更したりすることもあると明かす。「お客さんのことを考えると、あまりそうはしたくはない」というが、ヒーローたちの命を守る手段だ。

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