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【小池百合子 強く、そしてしなやかに】メダル、交通混雑の緩和… 「環境に配慮する五輪」を“レガシー”に (1/2ページ)

 長かった梅雨が明け、本格的な夏休みを迎えた途端、東京・新宿にある都庁の一角が、長蛇の列で埋まった。「バンクシー作品らしきネズミの絵」を展示して以来のにぎわいだ。

 2020年東京オリンピックの開幕前1年というタイミングで、聖火リレーのトーチを都庁第1庁舎の2階フロアで展示したところ、トーチを手に写真撮影する人が詰めかけたのだ。

 加えて、7月24日に公表された、選手に授与される金・銀・銅のメダルも展示した。市松模様の大会エンブレムが、光の反射を受けながら美しい輝きを放つ立体的なデザインで、さらに多くの人を都庁へ呼び込んだ。メダルの展示は終わったが、トーチは8月末まで続く。

 ご記憶の通り、2020大会で必要な計5000個にものぼるメダルは、古い携帯電話や小型家電に含まれる金属を活用し、できたものだ。

 当初は「そんなものは集まるわけがない」とネガティブな反応もあったが、皆様のご協力で、必要な金・銀・銅の素材を確保することができた。

 「都市鉱山から作る!みんなのメダルプロジェクト」と呼ばれるキャンペーンのメッセージ力は極めて強く、世界にも届いた。

 英国の新首相、ボリス・ジョンソン氏やシンガポールのリー・シェンロン首相をはじめとする各国指導者からの提供品や、フランス・パリの街角で集まった大量の部品などがメダルに生まれ変わった。「環境に配慮する東京大会」のレガシー(遺産)とし、2022年冬季五輪の北京大会へとバトンタッチしたい。

 東京大会まで、あと1年。大会の名誉総裁に天皇陛下のご就任が決まり、東京駅前には大会への時を刻む巨大なカウントダウン・クロックが設置されるなど、開催準備も総仕上げの大切な期間を迎えた。

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