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国民・玉木氏、改憲前向き姿勢も…苦渋の“方向転換” 立民に統一会派を打診へ

 国民民主党の玉木雄一郎代表が、軌道修正を図った。参院選後、自民党が進める憲法改正に前向きとも取れる発言をしていたが、近く立憲民主党の枝野幸男代表に統一会派結成を打診する意向を明らかにしたのだ。立憲民主党は憲法9条への自衛隊明記などに反対している。独自性発揮が注目される玉木氏だが、憲法改正への立ち位置をどうするつもりなのか。

 「立民も含めた政権をつくっていきたい。大きな固まりを作るという方針は変わっていない」

 玉木氏は2日、党本部での両院議員懇談会でこう強調し、統一会派を呼びかけると同時に、次期衆院選に向けて「共同選挙対策本部」の設置を提案する考えを明らかにした。早期に枝野氏に申し入れる方針を表明した。

 参院選後、玉木氏はインターネット番組で、憲法改正について「私は生まれ変わった。議論は進める。安倍晋三首相にもぶつける」「党としての考えをまとめて、最終的には党首と党首で話をしたい」などと前向きな姿勢を示していた。

 野党内で埋没することへの危機感から、国民民主党として独自色を強める方向に傾いていたのだが、党内事情は複雑だ。次期衆院選で自分の選挙区に対抗馬を立てられないようにするなど、選挙区事情から立憲民主党と足並みをそろえたい議員らから反発され、当面は旧民主・民進系の結集に専念する考えに転じた。

 ただ、党内には憲法改正や政府・与党との連携に前向きな議員も少なくなく、組織の結束を維持できるかは不透明だ。

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