記事詳細

観光業の新たな“スター”商品!? “満点の星空”が生み出す地域活性化 (1/2ページ)

 星空を観光の目玉としてアピールする動きが盛んになっている。天文台を備えた宿泊施設が人を集め、旅行会社はツアーを企画。自治体は満天の星を宣伝して町おこしに取り組む。猛暑でも涼しくなる夜には楽しめることや、ナイトタイムエコノミー(夜の経済活動)の波も後押しし、天文ファンの裾野が拡大してきた。

 プラネタリウムを備えた宿泊施設で、星を満喫できるのが熊本県南阿蘇村の「南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ森のアトリエ」。夜は巨大な天体望遠鏡をのぞいたり、星の知識が豊富な「星のコンシェルジュ」の解説とともに屋外で星を眺めたりできる。アジアを中心に訪日客も増えており、高野敦史支配人は「阿蘇の人には当たり前の夜空だが、都会の人には貴重な体験になる」と話す。

 日本旅行は、星空や宇宙に親しむ旅行商品に力を入れる。6月に催行した女性向けのツアーは勤務後でも参加しやすいように金曜日の夕方に東京駅を貸し切りバスで出発。千葉県香取市のアウトドア施設に泊まる1泊2日の行程にした。当日は曇り空だったが、宇宙に関するクイズやヨガ、バーベキューも組み込んだプログラムを満喫。東京都内に住む女性会社員(40)は「いつもとは違う夜を過ごせ、すごく楽しい」と満足げだった。

関連ニュース