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飢えた女性を「ニオイ拷問」で…北朝鮮収容所の撤廃要求を米で討議 (1/2ページ)

 米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は3日、米上院で、北朝鮮に政治犯収容所を全面撤廃するよう促す決議案が発議されたと伝えた。

 非核化対話を優先し、北朝鮮の人権問題を後回しにするトランプ大統領の姿勢により、米国における対北人権攻勢は見えにくくなっている。しかし議会においては、こうした取り組みが根強く続けられている。

 中でも最大のターゲットになっているのが、「この世の地獄」とも言われる政治犯収容所だ。

 (参考記事:若い女性を「ニオイ拷問」で死なせる北朝鮮刑務所の実態

 北朝鮮で「管理所」と呼ばれる政治犯収容所には、8~12万人が収容されていると見られている。

 そして、管理所をはじめとする北朝鮮の拘禁施設では、あらゆる形態の虐待が日常化している。たとえば、飢えた女性収容者に食べ物のにおいを嗅がせ、死に至らしめる「ニオイ拷問」とも言える行為が横行しているのだ。

 (参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も

 VOAによれば、決議案を発議したのは共和党のジョシュ・ホーリー上院議員で、これには上院外交委委員会東アジア太平洋小委員会のコリー・ガードナー委員長とエドワード・マーキー民主党幹事、共和党の重鎮であるマルコ・ルビオ議員など7人が名を連ねた。

 下院でも2月、これと同様の決議案が発議されており、上下両院で北朝鮮の人権問題が扱われる形になったわけだ。ちなみに下院の決議案は、議会で審議されている朝鮮半島関連の案件の中で最多の57人の議員が支持している。

デイリーNKジャパン

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