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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】「商業捕鯨」再開も、現代人はメリット感じないかも? (1/2ページ)

 先月、日本の商業捕鯨が31年ぶりに再開した。水揚げされた鯨肉の入札では、1キロ1万円の値が付いた部位もあったんだってね。

 ボクらが子供のときは学校の給食なんかで鯨肉がよく出ていた。ステーキといえば牛肉じゃなくて鯨肉。とても立派でね、ボクもすごく好きだったよ。ただ、若い人たちだと「食べたことがない」という人も多いんじゃないかな。

 日本には昔から捕鯨に取り組んできたという歴史があってね。江戸時代、外国から鎖国政策解除を求められたのも、自分の国の捕鯨船が水や食料を調達するのに便利だったからなんだ。

 戦後の食糧難の時代には鯨肉が栄養価の高い安価な食材として庶民の食生活を支えたということもある。ボクらは学校で捕鯨は日本にとって大事な産業だと習った。肉のほかにも骨やひげ、脂なんかも活用できて「捨てるところがない」とされていたんだ。先生から教わって、「日本は捕鯨大国なんだ」と誇りに思えたもんだよ。

 まあ、だからこそ世界中でクジラの乱獲が進んでたわけだけど。

 日本人にとって鯨肉が盛んに食べられたのも、牛肉なんかが貴重で高級だったからだ。現在は外国から肉をばんばん輸入して、スーパーマーケットで安価で購入できる時代。むしろ鯨肉の方が高級なんじゃないかな。だとすると、商業捕鯨が再開されたからといって、みんなの食卓に鯨肉が並ぶなんてことは起きないだろう。

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