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トランプ氏、ついに“伝家の宝刀”振り下ろす! 中国を「為替操作国」認定

 米中貿易戦争が、通貨戦争に拡大した。ムニューシン米財務長官が5日、中国を「為替操作国」に認定したと発表した。11年ぶり安値の人民元について、中国が不正に通貨安に誘導しているとトランプ政権が判断、制裁規定もある「伝家の宝刀」を振り下ろした。

 人民元相場は5日、節目とされる1ドル=7元を突破。貿易戦争で経済の減速懸念が強まる中、中国当局が輸出に有利な元安を容認したとの見方が広がった。トランプ大統領は「これは為替操作だ。重大な違反だ」とツイートした。

 米財務省は年に2回、為替に関する報告書を議会に提出しており、中国や韓国、日本などを「監視対象」にしていたが、実際に為替操作国に認定するのはクリントン政権当時の1994年以来25年ぶり。

 トランプ氏は大統領選で「就任初日に中国を為替操作国に認定する」と明言しており、公約を果たした形だ。

 トランプ政権が中国からの輸入品に対する制裁第4弾を表明すると、中国側は、中国企業が米農産品の新規購入を停止するなど対抗措置に出た。さらに米国側が為替操作国認定という「烙印」を中国に押すなど報復の連鎖となっている。

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