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立民、国民に衆院統一会派打診 玉木氏前向きも党内に異論

 立憲民主党の枝野幸男代表は5日、国民民主党の玉木雄一郎代表らと個別に会談し、秋の臨時国会に向け衆院での統一会派結成を打診した。玉木氏は歓迎の意を示したが、両党は7月の参院選で激しく対立したばかりで先行きは不透明だ。

 枝野氏は会談後の記者会見で、平成29年の旧民進党分裂でたもとを分かった国民などとの統一会派について「より強力な野党第一会派を作り、政権交代へと向かっていきたい」と説明した。衆院のみとしたことには「切磋琢磨(せっさたくま)した参院選の直後だから」と述べた。

 枝野氏は会派「社会保障を立て直す国民会議」(野田佳彦代表)と社民党にも参加を呼びかけた。社保は回答を保留し、社民は難色を示したという。共産党は「総合的な判断」(枝野氏)で呼びかけなかった。

 これまで枝野氏は立民の勢力拡大を優先してきたが、参院選で伸び悩み、方針転換を余儀なくされた形だ。2日の両院議員懇談会で立民に統一会派結成を呼びかける意向を示した玉木氏は記者団に「ありがたい」と語った。

 ただ、国民は参院選静岡選挙区などで立民と激しく対立。国民の参院中堅は「血も涙もない戦いを繰り広げたばかりだ。参院は納得しない」と述べ、玉木氏らを牽制(けんせい)した。(産経新聞 千田恒弥)