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米高官が挑発「中国経済はボロボロになっている」 「元安ドル高」中国国外への資本流出加速も

 米トランプ政権に「為替操作国」に認定された中国だが、人民元相場は1ドル=7元台と「元安ドル高」基調が続いている。習近平政権が自国の通貨安を容認しているとみられるが、当局の想定以上に元安が進めば、中国からの資本流出を招き、経済クラッシュの引き金にもなりかねない。

 貿易から通貨へ米中の戦線が拡大するなか、クドロー米国家経済会議委員長は6日、9月にワシントンで中国との閣僚級貿易協議の準備を進めていると明らかにした。一方で「関税の重荷はほぼ全て中国側にかかっている」とし、「中国経済はボロボロになっている」と挑発する。

 元安は制裁関税の影響を相殺して、中国からの輸出を有利にする効果を持つ。その半面、中国国外への資本流出を加速させ、対中投資が減少する懸念も強くなる。ただでさえ減速傾向が続く中国経済にとってはさらなる打撃だ。

 中国人民銀行(中央銀行)は為替操作を否定し、「相場が上下するのは当たり前だ」と主張するが、相場の暴走リスクを制御できるのか。

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