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デヴィ夫人が一肌脱いだ! 経営難『大宅壮一文庫』支援へ 「紙媒体減退の中で貴重な図書館よ」 (2/2ページ)

 対談が行われたのは、スカルノ政権失脚から約2年後。デヴィ夫人には当時、冷ややかな目が注がれていたというが、この対談をきっかけに、これまで世間が抱いていた印象を一変させたと夫人は振り返る。

 同文庫は現在、明治以降の雑誌約1万2600誌、約80万冊を所蔵する。入館料500円(65歳以上半額)で、ピーク時には年間3万人の入館者がいたが、現在は1万人の入館者にとどまっている。

 現在もマスコミ関係者を中心に広く利用されているが、老朽化した施設の改修ができていない状態だという。同文庫の担当者は「支援団体はあくまで施設改修のためだが、このままの経営状態が続けば閉鎖せざるを得なくなる」と話す。

 経営が厳しい中、同文庫の理事長を務める大宅映子氏からデヴィ夫人に支援団体代表就任の依頼があった。夫人の娘が、映子氏の夫の事務所で勤めていた経緯もあって快諾したという。

 今月から活動が本格スタートした支援団体は「パトロネージュ(支援者の意)」。個人は1万円から、企業・団体は10万円から支援することができる。額に応じて特典もあり、寄付者として作家の阿川佐和子氏やジャーナリストの田原総一朗氏らが名を連ねる。夫人自身もすでに100万円の寄付を行った。

 夫人は「雑誌が当時のそのまま保管されており、重要で大変貴重なものばかりです。あなたたち(記者)も利用するでしょう。紙媒体が減退する中で、原文が残される貴重な図書館としてご支援の波を広げたいと思っています」と意気込みを語った。

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