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【政界マル秘紳士録】菅義偉官房長官 “ポスト安倍”急浮上の「令和おじさん」 官房長官を天職と考える“番頭タイプ” (1/2ページ)

 「新しい元号は令和(れいわ)です」

 新しい御代を迎える1カ月前の今年4月1日、菅義偉官房長官は首相官邸の記者会見場で、「令和」と揮毫(きごう)された書を高く掲げて記者会見した。この模様はテレビを通じて国内外に生中継された。以来、菅氏は「令和おじさん」として国民に定着した。

 今年の安倍晋三首相主催「桜を見る会」(4月13日)では、菅氏との記念撮影を希望する人々で長蛇の列ができた。

 竹下内閣時代、昭和から平成に代わる際に新しい元号を発表した小渕恵三官房長官が「平成おじさん」と親しまれた現象と似ている。10年後、小渕氏は首相になった。

 これまで、菅氏は「凄腕」官房長官として知られてきたが、ここにきて「ポスト安倍」の一人に急浮上している。

 菅待望論は、菅氏の政治家としての経験や見識、人柄にひかれた自民党無派閥中堅議員による「令和の会」や、若手無派閥議員による「ガネーシャの会」、派閥所属議員も加えた「偉駄天の会」など、複数の「菅氏を囲む会」などから噴出している。これらの会を「菅派」に衣替えして総裁選に名乗りを上げるとの憶測もある。

 だが、菅氏は「派閥をつくる気はない。無派閥で当選4回以下の衆院議員に、政治家として歩んできたことをアドバイスしている。『派閥に所属しなければ役職に就けない』といったことを無くしていこうと。党全体を見て、必要な人は応援していくということだ」と言下に否定する。

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