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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】事前に察知できなかった小惑星の接近… 直径130メートル、時速9万キロの猛スピード (1/2ページ)

 暑い夏なので怪談をひとつ。小惑星「2019 OK」が地球をかすめた。地球に落ちたら大惨事になったはずだ。7月25日に、月までの距離の5分の1以下という近距離を通ったのだ。

 小さいとはいえ、小惑星の衝突の威力は大量の核兵器にも匹敵し、大きな都市でも破壊する。

 今回、地球をかすめた小惑星の直径は130メートルだった。1908年にはこの小惑星よりも小さな直径約60メートルの小惑星がシベリアのツングースカに落ち、人類史上最大の事故になった。大地震の比ではない。ニューヨーク市の2倍近い広さの地域で木々が倒れ、東京23区と同じくらいの広さで被害が出た。

 じつは、6月30日は「小惑星の日」だった。ロシアのニュース局「ロシア・トゥデイ」が発表したリストには、地球にとって潜在的な危険性をもつ全863の宇宙物体が記載されている。

 だが、「2019 OK」はこのリストにはなかった。問題はこの小惑星が事前には分からなかったことだ。

 ブラジルと米国の研究チームが接近に気付いたのは、ほんの数日前のことだった。「2019 OK」は地球に向かって、時速約9万キロという途方もないスピードで迫っていた。

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