記事詳細

【高橋洋一 日本の解き方】日本の「ホワイト国」外しで韓国が“外交ミス” 対抗措置はいずれも無意味で手詰まり… 北への横流しは容認するのか? (1/2ページ)

 日本が韓国を輸出管理上の優遇国「ホワイト国(グループA)」から外したことを受けて、韓国側も対抗措置など強硬姿勢で日韓も貿易戦争になりかかっている。

 日本政府は8月2日、韓国をグループAから除外する政令を閣議決定した。いわゆる徴用工問題への報復ではなく、あくまで安全保障上の措置だ。

 これは韓国経済にとって打撃が大きい。というのは、日本が設定する「グループA」は、アジアでは韓国だけで、そのため韓国は多くの国から企業を誘致してきた。日本からの優遇措置がなくなれば、そうした企業は韓国から引き揚げる可能性があり、アジア内での優位性を失いかねない。

 韓国は口では強硬姿勢を主張するものの、対抗手段は手詰まりだ。そもそも日本の措置を、いわゆる徴用工問題への報復と捉えているところが外交上のミスだ。日本側が提起したのは輸出管理の問題なので、韓国が最終需要者を特定するなどの措置を行えば、日本としても受け入れざるを得ない。それなのに、徴用工問題と韓国が言うのは、問題解決をするつもりがないという態度になる。

 しかも、韓国の対抗措置として伝えられているのは、(1)日本を韓国の輸出優遇措置から外す(2)世界貿易機関(WTO)に提訴する(3)日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の更新を行わない(8月24日までに通告義務)といったものだ。

関連ニュース