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噴火が近い!? 北アルプス・焼岳で火山性地震が続発… 噴火した浅間山とは“兄弟分” (1/2ページ)

 日本百名山に名を連ねる群馬、長野県境の浅間山(2568メートル)が小規模噴火したが、不気味な兆候を示す百名山の活火山はほかにもある。長野、岐阜両県にまたがる北アルプスの焼岳(やけだけ、2455メートル)では先月末から今月初めにかけて空振(空気の振動)を伴う低周波地震が相次ぎ、専門家は「噴火が近い」と警鐘を鳴らす。

 7日に噴火した浅間山の噴火警戒レベルは、噴火後に5段階で上から3番目の「3」(入山規制)に引き上げられたが、噴火時は最下位の「1」(活火山であることに注意)だった。

 同様にレベル1だが、先月から不穏な動きを見せているのが焼岳だ。気象庁によると、7月27、28日、8月1日に「空振を伴う低周波地震」が観測された。山頂付近の微小な地震活動が継続するなかで発生したという。

 「噴火が近いのは確かだ」と語るのは、夕刊フジで「警戒せよ!生死を分ける基礎知識」(毎週木曜)を連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏。

 「空振を伴う場合は震源がごく浅い火山性の地震で、マグマが地表に近づいていると考えられる。浅間山とは数十キロ離れており、マグマの位置が異なるが、東日本火山帯に属するという意味では兄弟分の地震といえる」と解説する。

 焼岳周辺は大正池や奥飛騨の温泉群など人気の観光地もあり、夏山のほか秋の紅葉シーズンも入山者は多い。山頂は溶岩ドームが形成されており、平常時でも噴気活動は盛んだという。1915(大正4)年には、大正池を形成する大きな噴火を経験した。

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