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【勝負師たちの系譜】将棋の海外普及 自費で教えた若手棋士の功績 (2/2ページ)

 初期の頃の普及でよく聞かれたのは、最終的には誰でも普通の駒で指したいと言うが、将棋を知らない人や子供に勧誘する時、最初はチェスのような駒を使った方が良いか、いきなり五角形の漢字の駒を見せて、東洋的なゲームをアピールした方が良いかということだった。

 そして現在、最も将棋の指せる人が多いのは、中国である。1995年に竜王戦七番勝負第1局、羽生善治竜王-佐藤康光七段(いずれも当時)戦が北京で開催されてから、一気に将棋熱が高まったのだった。

 ■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。

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