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【新・カジノ情報局】日本のIRはこうなる(6) 超豪華ホテルをつくる理由…ラグジュアリー向けサービスの拡充がカギに (2/2ページ)

 「これまでにないスケールとクオリティ」が基準になるのが日本版IRにおけるホテル。IR整備法施行令は、大きさだけでなく“質”についても規定している。客室やスイートルームの最小面積に、客室総数に占めるスイートルームの割合まで。

 1カ所のIRホテルに500室とも概算されるスイートルームのターゲットは、「プレミアムマス」と呼ばれる顧客層だ。超VIPとまではいかないが、富裕層や中間層の上位の人たちは、質の高いサービスを求めている。マカオのカジノオペレーターの試算では、中国のプレミアムマスはこの先10年以内に約4億人に達する、としている。

 いくら全体に対するカジノの面積が小さくても、IRの収益においてカジノ(ゲーミング施設)の売り上げが占める割合は大きい。カジノの収益のおかげでそれを取り囲むノンゲーミング施設が支えられているから、われわれはレストランでお得感ある食事ができ、割安な料金でホテルに泊まることができるのだ。

 そして、カジノの売り上げの大部分はハイローラーとプレミアムマスによってもたらされている。1人のホエールが、1度に一般プレーヤー数千人分のお金を落としてくれることもあるのがカジノ。海外の富裕層に、いかにスペシャルなおもてなしを提供して、ひきつけるか。わが国のラグジュアリー向けサービスがどう成長していくかが、世界有数のIRを造り上げる大きなカギになりそうだ。(ギャンブルライター・片山真)

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