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【政界マル秘紳士録】自民党・岸田文雄政調会長 正念場の1年“ポスト安倍”の鍵握る 「内政、外交の政策ビジョンの作成」 (1/3ページ)

 「大切な仲間4人の同志を落選させてしまった。誠に残念で断腸の思いだ。誠に申し訳ない」「選挙の借りは選挙で返すという覚悟で、しっかりと総選挙に向けて一致結束、努力していかなければならない」

 自民党の岸田文雄政調会長は参院選後の7月25日、岸田派の会合で、自身を鼓舞するように、こう訴えた。

 岸田氏が参院選で「ミソ」を付けたのは事実だ。だが、このことだけで「ポスト安倍」候補から脱落することはないだろう。

 なぜならば、「『ポスト安倍』の最有力候補は安倍晋三首相」といわれるほど、後継者不足が深刻だからだ。そうした中にあって、外相を4年8カ月務め、政調会長も順調にこなす岸田氏の存在はやはり大きい。

 少なくとも現時点においては、岸田氏は、菅義偉官房長官と並び、「最有力」の次期首相候補であることは間違いない。

 岸田氏は昨年の総裁選で、出馬せず安倍首相の支持に回った。当時、「飛べない男」などと揶揄(やゆ)されたが、結果としては良かったのではないか。当時の岸田氏は、首相として政権を運営していくには、さまざまな面で準備不足であった。仮に首相になっていたとしても、うまくいかなかった可能性が高い。ちょうど、第一次安倍内閣でそうであったように、である。

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