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ロックでポップな盆踊り!? 日本の「和」の心を世界へ伝える“盆ダンス” (2/2ページ)

 ■盆ジョヴィ

 日本盆踊り協会によると、かつては民謡に合わせて踊ったが、レコードやCDの普及につれて演歌や流行歌が好まれるようになった。東海地方では荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」の振り付けを盆踊り関係者が考案し、定番となるなど地域ごとに特色もある。

 昨夏は米ロックバンドのボン・ジョヴィの曲で踊る東京・中野の盆踊りが話題に。その動画をバンドの公式ツイッターで引用、来日公演の盛り上げに一役買った。

 日本盆踊り協会顧問の鳳蝶美成さんは「SNS(会員制交流サイト)で地域を超えて情報が共有され、若い人も楽しみを見いだしてポップな娯楽になってきた」と語る。

 ■盆のエヴァ

 盆踊りのイベントは世界各地で開かれている。列を成す人々が同じ方向へ進み、同じ振り付けで心を合わせるさまが外国人の興味を引くようだ。

 神田明神で踊ったベルギー出身のルグラン・ジュリアンさん(35)は「ばらばらに踊るクラブと違い、一緒に踊れて楽しい。伝統文化に詳しくなくても参加しやすい」。

 今夏は新たに、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」主題歌を歌う高橋洋子の「残酷な天使のテーゼ MATSURI SPIRIT」が東京・中野の盆踊り大会などに登場。高橋は「世界にファンがいるアニメソングと同じく、盆踊りは日本文化の象徴。国を超えて人をつなげられれば」と力を込める。

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