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「スマホを買うために家も売る」北朝鮮、今どきの新常識 (2/2ページ)

 情報筋は、そこまでして携帯電話を買う風潮があることについて、こんな社会背景を挙げた。

 「友達や家族とのコミュニケーションは携帯電話で行う。直接顔を合わせる回数は減って、携帯電話で挨拶する時代になった。携帯電話がなければ友達との関係が絶たれてしまう」

 別の平壌の情報筋は「朝鮮の人々は食事を抜いてでも電話は持ち歩くべきと考えている。ご飯も食べられず、タバコもまともに吸えないのに、携帯電話だけは持っている」と述べた。

 (参考記事:北朝鮮の最新版「飢えてでも買うべきマストアイテム」

 スマートフォンを買うことは、重要な投資でもある。商人たちは、自分の扱っている商品の価格情報をスマートフォンで調べる。食堂は、スマートフォンで出前の注文を取る。

 (参考記事:猛暑の北朝鮮で人気を集める「携帯電話で冷麺デリバリー」

 それ以外にもネットショッピング、送金、タクシーに加え、ご禁制の韓流コンテンツも見られる。下手をすると、見ただけで命すら危ぶまれる状況に追い込まれかねない韓流だが、SDカードに保存しておけば取り締まられてもすぐに隠すことができる。

 (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

 商売にも娯楽にも使えて、命を守ってくれることすらあるスマートフォン。家を売り払ってでも欲しくなるのは当然だろう。

デイリーNKジャパン

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