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台風10号直撃! 西日本全域“機能不全” 15県で7000人以上が避難 帰省客足止め、輸送網も分断 (2/2ページ)

 輸送網も分断。ヤマト運輸や日本通運が四国や九州で集配をやめた。サントリーホールディングスは山崎蒸溜所(大阪府島本町)の操業を中止。遊園地のひらかたパーク(大阪府枚方市)も休園となった。

 強い風にあおられて転倒するケースも相次いでいる。岡山県倉敷市では15日午前、ガソリンスタンドで60代の男性従業員が看板の撤去作業中に風にあおられて転倒し、頭にけがを負った。岡山市でも犬の散歩をしていた60代の男性が転倒し、顔や肘にけが。

 14日午後、大分県玖珠町の大谷渓谷では、観光客ら18人が増水した川で孤立。けが人は出ておらず、15日午前に全員が無事救助された。

 ■台風10号 夕刊フジ記者「洗車機の中にいるよう」

 徳島県の実家に帰省中の記者が15日、台風10号による激しい風雨の様子を伝えた。

 雨は前日午後から断続的に降り続いていたが、風雨がひときわ強まったのが15日午前2時過ぎだった。記者の実家は徳島県東部で、まだ暴風圏ではなかったが、雨が窓をたたきつけ、ビュービューと音を鳴らしながら吹き付ける風が家を揺らすほどで寝ていられない。

 風雨は明け方になるとさらに強まり、まるで洗車機の中にいるような勢いだった。

 前日午後から周辺自治体が発信した「警戒レベル3(避難準備)」のエリアメールが鳴り響き、非常事態を覚悟していたが、想像以上だった。(中田達也)